エイコーンキッド(エイコーンリングの08) 第4戦 引退


2歳の6月25日に入厩して順調と思われたが脚元の状態が悪く、放牧から帰った時には3歳の5月28日><。

もう、その時点で投資としては敗北だが、素質は感じるレース内容。


しかし、いまだに脚部不安でまともに追えず、しかも番組的にも苦手のダートしかない。

どう考えても次がラストラン。


9月17日の中山6R 3歳未勝利 ダート1200mに出走想定されていましたが、除外確実の為に回避しました。


続いて9月24日の中山6R ダート1200mに出馬想定されていましたが、フルゲート16頭のところに想定数44頭で除外確実の為に回避。

これだけの馬が出たいダートの短距離戦。

スーパー未勝利最終週の来週も出走は難しい。

まさか、このまま出走できずに引退か?或いは北海道に強硬移動か。

10月1日 中山6R 3歳未勝利 ダート1200mに出走想定も、フルゲート16頭に想定数32頭で除外確実(エイコーンキッドは出走順位26番手)。

10月2日 中山8R 500万下 ダート1800mに格上挑戦。

12着/10番人気とシンガリ負け。

格上挑戦に不適な距離とこれは仕方ない。

レース回顧と時計の分析を掲載。

9月28日の追い切りの動きは流石のモノ。

状態が万全ならある程度は走れそうな馬なのに・・・。


レース後、即日引退が発表されました。嗚呼・・・。

(2011年10月17日完結)

2011年9月16日立ち上げ

●9月17日の中山6R ダート1200mに出走想定されていましたが、除外確実の為に回避しました

 我らが愛馬エイコーンキッドは、9月17日の中山6R 3歳未勝利 ダート1200mに出走想定されていましたが、除外確実の為に回避しました。このレースはフルゲート16頭のところに31頭が出馬想定されており、出走間隔からいってエイコーンキッドの出走は絶望的でした。

 以下は9月14日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。

「先週末に左のトモ脚に腫れが出たのですが、フレグモーネの一歩手前のところで治まってくれました。目立った傷もないのですが、疲れによる体力面の下降からそういった症状が出やすくなっているのでしょうが、何とか持ち直していますし、抗生剤を投与したことでその後ぶり返すこともありません。しっかりケアをして何とか最後のチャンスに臨めるように調整を行っていて、今朝もキャンター調教を行っています。想定を見て入るようならば木曜日に15−15ちょっとの時計を出すつもりでいるのですが、今日の想定だと厳しいようですね。ギリギリまで様子を見ますが、このまま大きな変化がないようならば来週以降のレースへ向けた調整をしていくことになると思います」(勢司師)

 正直、非常にヤバい状態のようですし、まともな状態でもダートでは勝ち負けは出来ないでしょうから、現時点でもう引退必至の絶望的な状況です。結局、入れそうになかったので、木曜日に15−15は実施されておりません。

これ以降は9月21日に作成

●9月24日の中山6R ダート1200mに出馬想定されていますが、除外確実です

 9月24日 中山6R 3歳未勝利 ダート1200mに出馬想定されている我らが愛馬エイコーンキッドですが、このレースはフルゲート16頭のところに想定数が44頭で、前走9月の権利なし馬は基本除外対象です。

 しかも、単純に28頭が除外されれば、1鞍しかない来週のダート1200mへのエイコーンキッドの出走も厳しくなります。


 これば大変な事態になってきました。出走することができずに引退になってしまうかも知れません。しかも本日強く追い切っちゃっています。除外された場合、反動も心配です。

これ以降は9月22日に作成

●9月24日 中山6R ダート1200mは回避

 9月24日 中山6R 3歳未勝利 ダート1200mに出馬想定されていた我らが愛馬エイコーンキッドですが、当サイトの報告通り、除外対象の為、出馬投票は致しませんでした。結局前走が8月の馬でさえ非抽選除外でしたからね。

 しかし、これだけの馬がスーパー未勝利戦の最終週に押し寄せてくるとなるとエイコーンキッドの出走はかなり難しいですね。

 以下は9月22日に更新されましたクラブ公式HPエイコーンキッドの近況報告です。

「正直疲れは目立つのですが、何とか次へ向かえるように調整を行っています。デビューしたときからそうなのですが、この仔は気持ちで持っているタイプです。気持ちまで緩めてしまうとガクッと来てしまう可能性が高くなるので、レースに出られるかどうかはわからないものの、今週は水曜日の今朝に55−40くらいのところを乗りました。真面目なので一度行き出せば、終始悪くない動きを見せてくれます。今朝もそうでしたよ。あとは出られるかどうかで、最悪関西も視野に入れていたのですが、想定段階から厳しい状況でした。残念ながら今週も出走できませんでしたが、チャンスは来週まであります。理想は短距離戦ですが、状況に応じてレース選びをしていきます」(勢司師)

 ということで、距離、遠征関係なく最終週は出馬を目指すようです。そりゃそうですね。なんとか出走に漕ぎつけたいですね。

これ以降は9月28日に作成

●追い切り情報(2011年9月28日更新)

前走前 8月28日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.3
3F 42.4
2F 28.6
1F 14.3



9月18日、美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.8
3F 43.5
2F 28.9
1F 14.0


9月21日 美浦南坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.9
3F 39.3
2F 26.2
1F 13.1


9月28日 美浦南坂路 良馬場 稍一杯に追う
1回
助手
4F 51.9
3F 37.5
2F 24.8
1F 12.7
 9月18日、今週は除外対象でしたので時計の出る追い切りは行われずに日曜日に実施されました。来週も出走できるか微妙で想定を見てということになるでしょう。

 9月21日、今週も除外対象濃厚ですが、強く追い切っちゃいましたねぇ。これで出走できなかった場合、反動が怖いですが。

 9月28日、未勝利戦最終週ということで何が何でも出走する為にビシッと追い切られました。最後の最後にいい動きですね。これだけ動けるのですから、順調ならばやはりもっとやれていたことでしょう。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。しっかりと仕上げられて最後の一戦に臨めることは嬉しいですね。

●気になる出馬想定表(10月1日 中山6R)

出馬想定表 10月1日 中山6R 3歳未勝利 ダート1200m フルゲート16頭 想定数32頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アトミックハート
ウエスタンシャイン
エイコーンキッド B+
オンワードフレイア
オンワードヘラ
クールトップレディ
クハディラン
コウマルクイーン
シャトルアップ
ショウナンカルマン
シングンミラクル
ジレイトソーニ
タケショウデオ
タケデンエメラルド
ディープインアスク
トウカイアタッカー
トウショウジャック
ニュースター
ファステストスター
フリーゲン
フルフーテル
フレアスター
フロムマンハッタン
ベストエナジー
ホワイトブリム
マリブビーチ
ムーンオンブッシュ
モーリマティーニ
モエレベローチェ
ヤマニンバルージュ
ラブインザレイン
リバレイション

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在32頭出馬想定されています。

エイコーンキッドは出走順位が26番手で、除外確実です。なのでダート1800mに回るようですね。

これ以降は10月17日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 10月2日 中山8R 500万下 ダート1800m 全12頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ヒラボクマジック 後藤浩輝  7/23 500万 函館ダ1700
テンゲントッパ 西田雄一郎  6/04 500万 東京ダ1600 12 10
ウエスタンブラボー 田中勝春  9/10 500万 中山ダ1800 14
コスモイーチタイム 松岡正海  9/10 500万 中山ダ1800
タケルハヤテ 石橋脩  5/28 500万 京都ダ1800
デュアルサクセス 嶋田純次  9/10 500万 中山ダ1800 11 12
タイトロープ 柴田大知  7/10 未勝利 函館ダ1700
シンボリルアーブル 幸英明 12/10 地方 船橋ダ1600
レップウ 大庭和弥  9/10 500万 中山ダ1800 11 11 12 11
ティアップゼウス 江田照男  7/31 500万 新潟ダ1800 13 15 13 15
アイティテイオー 吉田豊  4/17 500万 阪神ダ1800 13 12
エイコーンキッド 北村友一  9/04 未勝利 新潟芝1200 14 10 10

騎手の太字は乗り替わり

●中山ダート1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線入り口。1コーナーまで十分距離があるので、枠順の有利・不利はあまりないが、逃げ・先行でレースを進めたい馬にとっては、内枠の方がありがたい。
 中山のダートコースは一般的に砂が重く、走破時計がかかる馬場でパワー型の馬が活躍しやすい。特に冬場は非常に時計がかかる。速い持ち時計よりも、コース適性重視。
 切れのある差し馬よりも、簡単にバテない先行馬を狙うのがセオリー。
 最後に急坂があるのでラスト1ハロンの時計がグッとかかるが、差し馬同士ではなかなか決まらない。
 ペース次第であるが、穴を狙うならば人気薄の馬の前残り。
 一方、雨が降って脚抜きのいい馬場になると、極端な脚質の馬の台頭が。行った行ったの展開や、外からの追い込み、マクリの馬が飛んでくる。
有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント コース・馬場適性、展開
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、アフリート
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、柴田善臣、ペリエ、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分57秒7 1分57秒8 1分57秒2 1分58秒8
2歳未勝利 1分57秒6 1分57秒0 1分56秒9 1分57秒1
2歳500万 1分55秒8 1分53秒3
3歳新馬 1分57秒8 1分57秒2 1分56秒1 1分56秒7
3歳未出走 1分57秒0 1分57秒0 1分55秒9 1分56秒5
3歳未勝利 1分57秒1 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒0
3歳500万 1分55秒4 1分54秒6 1分54秒5 1分54秒4
古馬500万 1分55秒1 1分54秒8 1分53秒8 1分54秒0
古馬1000万 1分54秒1 1分53秒9 1分52秒8 1分53秒2
古馬1600万 1分53秒0 1分52秒6 1分52秒1 1分52秒3
古馬オープン 1分52秒3 1分52秒5 1分51秒1

●騎手は北村友一騎手 ほっさん評価「B+」

 今回もエイコーンキッドの鞍上は私ほっさんとは相性のいい期待の北村友一騎手です。突然の格上挑戦と難しい状況でしたが、大変いい騎手を確保していただいたと思っています。


 2011年8月26日現在、中央通算248勝、勝率7.7パーセント、連対率14.9パーセント、GT勝ちはまだありませんが、重賞5勝されています。
 昨年(2010年)は中央53勝、今年もここまで42勝で全国騎手リーディングの堂々15位です。


 私ほっさん愛馬への騎乗はこれで10回目ですが、明らかに能力の見劣るエクストラシチーを人気薄で勝ちあげてくれたり、500万クラスでも僅差の4着に持ってくるなど素晴らしい腕の持ち主です。度重なる故障がなければもっと勝ち星を挙げている騎手でしょう。

 実際競馬でも騎乗馬の質は決していいとは言えませんが、良く穴をあけられていますし、愛馬に騎乗して欲しい騎手の1人です。彼でダメなら馬の能力を疑った方が良さそうです。


 北村 友一(きたむら ゆういち)は1986年10月3日生まれの24歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターに所属する6年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。現在はフリー。

 2006年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得、田島良保厩舎所属騎手としてデビューした。同期には田中博康、的場勇人、千葉直人、黛弘人、田中克典、田村太雅、船曳文士らがいる。初年度は14勝を挙げ中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2007年、第1回新潟競馬に於いて11勝(愛馬エクストラシチーによる7番人気での優勝も含む)、2着5回、3着3回の成績で初の開催リーディングジョッキーを獲得。田島良保師とは関係がうまくいかず、9月1日付けでフリーに転身。10月8日京都12Rで走行妨害を受け落馬。当初JRAより頭部外傷と発表されたが、その後の精密検査で右手首骨折が判明。手術を受け年内復帰は絶望視されていたが、12月8日復帰、15日に復帰後初勝利を記録している。この年は初年度の3倍以上となる45勝を挙げた。

 2008年10月4日札幌3Rにて通算100勝を達成、仲の良い藤岡佑介騎手がプラカードを持った。10月18日、デイリー杯2歳ステークスをシェーンヴァルトで制し、デビュー3年目にして重賞競走を初制覇した。また同馬にて翌年の皐月賞・東京優駿に騎乗し4着・6着と結果を残す。この年は53勝と更に勝ち星を伸ばした。

 2009年ミヤビランベリで目黒記念・七夕賞を優勝する等、7月まで39勝を挙げる活躍を見せるも、7月19日札幌12Rにて落馬のため左上腕骨を骨折。プレートを入れる手術の為12月12日の復帰まで長期休養となる。

 2010年春にはプレートの除去手術を行い1か月ほど戦線離脱。そんな苦労がありながら夏の小倉で10勝を挙げる活躍を見せた。11月6日京都4Rで通算200勝を達成。この年も53勝を挙げている。


 「2009年の7月12日に福島で七夕賞を勝ち、その翌週に札幌で落馬。左上腕骨を骨折する大ケガで復帰は12月になった。若手が長く休むとチャンスが減るケースが多いが、音無秀孝師から信頼を得ていたこととエージェントがしっかりしていたことで騎乗馬の質は落ちなかった。2009年までは裏開催での騎乗がメインで、2010年になって京都と阪神での騎乗が増えている。道中はコースロスを最小限にとどめようとしてインでジッとしていることが多い。骨折から復帰して以降は外から差す競馬が少し増えた。ただ、ムダに大外をぶん回すことはしない。馬を伸ばす技術やパワーは現状では水準程度といったところ。自然と前で運べるタイプで結果が出やすく、差して突っ込んでくるのは展開が向いた時になる。1番人気での連対率は2009年が.441。2009年は開催のなかった函館を除いた全9場で勝ち星を挙げた。2008年と2009年は6番人気以下で12勝している。単勝平均配当はデビュー以来の通算で1161円と高い数字で、単勝11940円、12780円、9460円といった大穴があった。展開を読んで乗ってくるので、騎乗馬の脚質がレースに合っていたら人気がなくても狙っていける。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (9戦1勝)

 2007年 2月24日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利      阪神ダ1400m  7着/9番人気
 2007年 5月12日 エクストラシチー   3歳未勝利      新潟ダ1200m  1着/7番人気
 2007年 6月16日 エクストラシチー   500万下       函館ダ1000m  7着/3番人気
 2007年 6月30日 エクストラシチー   500万下       函館ダ1000m  4着/7番人気
 2008年11月30日 エクストラシチー   500万下       京都ダ1200m  13着/12番人気
 2009年 6月28日 ペルシステンテ   3歳未勝利      札幌ダ1700m   8着/6番人気
 2011年 7月10日 バノックバーン    3歳未勝利      京都ダ1400m  14着/8番人気
 2011年 8月13日 バノックバーン    3歳未勝利      小倉芝1200m  9着/5番人気
 2011年 8月27日 バノックバーン   500万下 格上挑戦 小倉芝1200m  5着/13番人気

●ほっさん予想

 エイコーンキッドは脚元も万全ではないですし、ダートも不安ですし、距離も長いと思いますし、何より格上挑戦ですし全く勝てる気がしませんね。しかし、そこしか出走できそうなレースがないわけですし仕方がありません。出走出来ないよりは状態がマシですから出走した方がいいに決まっています。

●専門誌の印と予想

デイリー馬三郎

予想印

◎ ヒラボクマジック
○ ウエスタンブラボー
▲ テンゲントッパ

以下省略

エンコーンキッドは無印  デイリー馬三郎の工藤TMと玉川TMは☆(5番手評価)


見解

 「ヒラボクマジックはスタートの反応が遅く、ポジショニングの差で敗れているだけ。2戦連続でメンバー最速の上がりをマーク。500万下では能力上位。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

エイコーンキッド(8着)

 「スタート直後に2回も挟まれてしまって後方からになってしまいました。もっとハミを噛んでいくと思っていたのですが、全然取ってくれずに追走に苦労しました。それでも直線ではまずまず伸びてくれたけど、この条件で勝ち負けするにはスピードが足りない印象なので、ダートの方がいいかもしれません」(村田一誠騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「前回乗ってくれたジョッキーの進言もあって芝を使ってみましたが、前半の不利などもあって位置取りが悪くなってしまいましたね。それでも気持ちを切らさずに直線ではこの馬なりに伸びてくれたと思います。限定未勝利戦へ出走することは可能ですが、芝のレースへ使った分、体へのダメージも大きいのでレース後の状態を慎重に見なければならないと思います。この1戦だけで芝がダメとは言いたくないのですが、優先出走権が取れなかったので次はダート戦に戻すことになるでしょう」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

エイコーンキッド

 「前走の末脚は悪くなかった。一戦ごとに状態は上向いているが、この距離は微妙ですね。」(大塚助手・デイリー馬三郎)

●レース 

 エイコーンキッドのスタートですが、なかなかのスタートから5番手の絶好位に付けます。しかし、そこからかかってしまい無駄に体力を使ってしまいます。格上挑戦で距離に不安のある馬がこれではどうしようもありません。4角で一気に脚が上がってしまいます。

 鞍上の北村友一騎手は最後まで勝ちに行く強気ないい乗り方をしてくれました。負けて悔いはないですね。

●時計の評価

 今回のエイコーンキッドの走破時計1分59秒8良馬場は、中山ダート1800mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分55秒1良馬場ですから全く話になりません。

 距離が合わないのはわかりますが、それにしても時計的にも全然ですね。そもそもダートは向いていませんからねぇ。

●レース後の騎手・調教師のコメント

エイコーンキッド(12着)

 「スタートをポンっと出てくれて最初は悪くなかったのですが、途中から引っ掛かってしまいました。前に馬を置ければいくらか違ったのでしょうが、ハミが抜け切れずハマるところがないまま走る形になって体力をかなり消耗してしまいました。楽にいければいくらか違ったと思うだけに、いい競馬ができずに申し訳ありません」(北村友一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ラストチャンスでしたから、これまでにないくらいビシッと追い切り、いい時計を出してレースへ臨みました。距離が長いのはわかっていましたから、前半にふわっとさせて最後に頑張らせる作戦で行くつもりでした。しかし、思惑とは異なってこれまでの中で一番いいスタートを決めてくれました。頭のいい馬なので、経験とともに上達してくれたのでしょう。出てしまったことから後ろから来る馬のプレッシャーを受けて気持ちが高まりすぎてしまった結果、折り合いを欠いてしまいました。こうなってしまってはさすがに苦しくなってしまいます。エイコーンの得意な舞台で走らせてあげたかったのですが、仕方がありませんでした。体質が弱くなかなか順調に使っていくことができませんでした。馬もスタッフたちも最後まで頑張ってくれていたのですが、いい結果を出せず、また応援していただいた会員の皆様の気持ちに応えることができなくて悔しいです。大変申し訳ありません」(勢司和浩調教師・キャロットクラブ公式HP)

●即日引退が発表されました

 レース後、同日のクラブ公式HPで予想通りエイコーンキッドの引退が発表されました。以下はその時の文章です。

2日の中山競馬では道中で力みが見られリズムが悪くなる。なんとか粘ろうと頑張りを見せたが前半のロスが響き12着。「スタートをポンっと出てくれて最初は悪くなかったのですが、途中から引っ掛かってしまいました。前に馬を置ければいくらか違ったのでしょうが、ハミが抜け切れずハマるところがないまま走る形になって体力をかなり消耗してしまいました。楽にいければいくらか違ったと思うだけに、いい競馬ができずに申し訳ありません」(北村友騎手)「ラストチャンスでしたから、これまでにないくらいビシッと追い切り、いい時計を出してレースへ臨みました。距離が長いのはわかっていましたから、前半にふわっとさせて最後に頑張らせる作戦で行くつもりでした。しかし、思惑とは異なってこれまでの中で一番いいスタートを決めてくれました。頭のいい馬なので、経験とともに上達してくれたのでしょう。出てしまったことから後ろから来る馬のプレッシャーを受けて気持ちが高まりすぎてしまった結果、折り合いを欠いてしまいました。こうなってしまってはさすがに苦しくなってしまいます。エイコーンの得意な舞台で走らせてあげたかったのですが、仕方がありませんでした。体質が弱くなかなか順調に使っていくことができませんでした。馬もスタッフたちも最後まで頑張ってくれていたのですが、いい結果を出せず、また応援していただいた会員の皆様の気持ちに応えることができなくて悔しいです。大変申し訳ありません」(勢司師)早い段階でゲートにはメドを立てられたものの、競馬へ向かっていくための調教に耐えられるほどの体力がなかなか備い切れませんでした。また、トモが弱く、それを支えようとするがあまり前脚にも負担がかかり、思うようにトレーニングを積んでいくことも難しい状況でした。山元トレセンやブラストステーブルをはじめとする牧場スタッフや厩舎スタッフに力を尽くしていただいたこともあり、何とかここまできましたが、最良の結果にまでつなげることはできませんでした。適鞍で走らせたい思いが強かったのですが、このあとの500万下クラスの短い距離でいつ出走できるのかもわからない状況でしたし、今回のレースでいい面を見せてくれたらと期待しましたが、厳しい結果となってしまいました。本馬の体質面やこれまでの成績などをもとに勢司和浩調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し近日中に競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 結局終わってみれば調教に耐えられないような馬だったんですねぇ。これでは大成するはずもありません。若い母の仔でしたので案外こういうことは確率的に少ないと思っていましたが、上手く行きませんね。ただ、随所に能力は垣間見えただけに私はこの購入を失敗だったとは思っていません。

●最後に

 着はイマイチでしたが、随所に能力を感じさせる馬で、千直で除外になったり、田中勝春騎手が突然怪我で乗れなくなったりといろんな意味で歯車が噛み合わなさ過ぎました。いわゆる”もってない”馬でした。

 活躍する馬というのは、能力はもちろん、相手関係や出馬投票の抽選突破など運やいろんな要素が上手く向いています。これも運命なので仕方がないですね。

 もっとやれたと思うだけに残念ですが、勢司和浩調教師は丁寧なコメントでいろいろとこの馬のことを気にかけてくださいました。不満もありましたが、またいずれ愛馬の預託をお願いしたいと思える素敵な調教師さんでした。

 エイコーンキッド、お疲れさまでした。

最後までご愛読ありがとうございました

これをもちまして2010年2月2日から追いかけ続けた愛馬エイコーンキッドの特集を終了させていただきます

2011年9月16日立ち上げ 18日、21日、22日、28日、10月17日加筆
エイコーンキッドの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 9月 4日 第3戦 3歳未勝利 新潟芝1200m (8着/14番人気)

2011年 8月 7日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m (10着/6番人気)

2011年 7月 3日 デビュー戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (10着/6番人気)

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